ます’s Blog - どうでもいい記事100選

どうでもいい記事100選

PHP4終了について

色んな所で騒がれている件ですが、見ていくと面白いですね。どちらの意見も言いたい事は分かります。
ただ、個人的に思うのは多かれ少なかれ移行はコストが絶対にかかるものだと思っています。内容によって変化するので一概には言いきれるものではないと思います(大変な場合もあるし、楽な場合もある)。
例えばRubyが1.8から2.0に移行した時に完全な下位互換を保てているのか?とか、Perlが5.8から6.0に移行した時に完全な下位互換を保てていのるか?とか、Jakarta Commons CLIが1.1から2.0に移行した時に完全な下位互換を保てているのか?とか、限りなく不透明だと思うんですよね。
なので、実際に作業をしないで「簡単だ」とか「楽だ」とか「難しい」とか「大変だ」とか言うのは止めませんか?と思ってしまいます。
百聞は一見にしかずという諺もあるくらいですので、何も作業しないで発言するのは単なるFUDな気が。このエントリもFUDな気がするけどねー!
domxml拡張モジュールDOM拡張モジュールになって互換性が無いって嘆いている人がいるけど、この辺()は試してみたのかな。
既存のプログラムをいくつか移行したけど、DOM拡張モジュールの件以外は書き直しは無かったですね。
個人的にはAPIを直接使わずにラッパーして利用している(全てを信用していない)人なので、作業内容的にはxmlラッパー群のみ修正。xmlファイルを使わない場合は修正無し。
PHP組み込み関数以外は使わない方針なので、PEARのPHP4終了についても影響無し。全て自前でライブラリを持っています。
外部の依存を(可能な限り)少なくしている一番の理由は面倒な事に巻き込まれたくないから(サポートとかバージョンUPとか)。
変に足枷をつけて身動きが取れなくなるのは一番嫌なので、自分で作業できる出来る範囲は作業する方針でいます。苦労して整備してきた道が(ようやく)報われたかな、と感じました。
ちょっと厳しめの発言だけど、永続的にサポートが保障されている訳でもないので、こういう事(リスク)が起こる事は予め想定しておくべきだったのではないでしょうか。リスク管理が甘すぎじゃね?みたいな。良くも悪くも、それがオープンソースだと思っています。
PHP5が登場してから随分と経つので、非互換の部分は前から分かっているはずです。特にクラス周りはPHP3の時代から凄い変化している事もあって(ある意味)鬼門なんですね。互換性の無い実装が多くなるのは容易に予想ができます。
歴史から学ぶ事は多いと思いますが、今後も惨劇は繰り返されるのでしょうか。目の前にある事だけを考えるのではなくて(1年先や2年先等)もっと先の事を常日頃から考えておいた方がよいと思います(自分は忙しくても、そういう風に常日頃から考えています)。
自ずと答えが出ると思うんですけどね(言語を変えるとか色々考慮するとか)。それぞれのアウトプットは違うと思いますが、一度決めた以上は信念を貫き通して欲しいと思います。
視点を変えてビジネス・チャンスだと思う人はいないのかなぁ。。。と思います(不謹慎かもしれないけど、脳裏に一瞬浮かびました)。こういうのはアシアルさん辺りに期待したい(PHP4からPHP5への移行作業を代行します、みたいな)。。。って、他力本願かよ。(w
話は全く変わるけど、この洞察は鋭い(個人的には)。色々と考えさせられます。